映画「ハンナ・アーレント」を観た

ユダヤ人哲学者 ハンナ・アーレントが世界的スキャンダルを巻き起こした、ナチス戦犯の裁判レポート。今明かされる、アーレントが本当に語りたかった真実とは。」

「20世紀最高の知性といわれるハンナ・アーレントが何百万人ものユダヤ人を強制収容所に移送したナチス戦犯アドルフ・アイヒマンの歴史的裁判を傍聴し、自らもナチス収容所に収容された過去を持ちながらも悪の凡庸さを主張し、ユダヤ人を含む世界中から非難される。」

この映画を観て、私が印象に残ったのは、何百万人ものユダヤ人を強制収容所に送ったアイヒマンがどんな極悪人なのかと思ったが、アイヒマンは全く罪の意識を感じず、ただ命令された任務を遂行しただけといってのけた、ただの小役人風のこざかしい男だったことだ。彼は、大量の書類を移送しろと命令されれば移送し、ユダヤ人を移送しろといわれれば移送するという、どこにでもいる凡庸な人だったということだ。

つまり、考えることを忘れた人間がただ、悪意を持った組織や上からの命令に従うだけだと、凡庸な人でも巨大な悪を犯すということだ。

また、ハンナ・アーレントが指摘した、「ユダヤ人の指導者の中にもユダヤ人を強制収容所に送るためにナチスに協力したものがいて、ユダヤ人迫害の被害を大きくした」という点をきいて、私はハンナは非常に知性あふれ、公平で客観的な人だと思った。

 同様に今の日本の政治家や経済界、マスコミが、日本人でありながら、中国に協力し、日本人が中国にやられる手助けをしているという点が共通していると思った。

この部分は、中国というわかりやすい敵よりもわかりにくく、一般人に忍び寄り、巧妙に世論をコントロールするので恐ろしいと思いました。

 今米国が指摘するように、親中政治家の二階氏などにはやめて頂き、はっきりと米国に味方することを表明するべきです。

うわさによると二階氏や石破氏は中国によるハ〇ート〇ップにかかり中国に抵抗できないそうです。文春や新潮あたりには弱いものいじめばかりしていないで、このような有意義なスクープ記事を書いてほしいものです。

米中激突の余波をやりすごし、終わったあとにまた中国と仲良くしようという日本の戦略は通じないと思う。日本は中国を捨てて、米国につくべきだ。

 

参考 書籍 大川隆法 思想の源流」ハンナ・アレントと「自由の創設」

映画 ハンナ・アーレント

日本における中国の影響力 戦略国際問題研究所 調査報告書

 

https://news.yahoo.co.jp/byline/endohomare/20200730-00190869/

以下YAHOOニュースより引用

アメリカが遂に日本の親中派を名指し非難 二階氏 今井氏など 

ワシントンのシンクタンク戦略国際問題研究所が安倍首相を媚中へと向かわせている政界の周辺人物を大胆に名指し批判した報告書を発表した。安倍政権の媚中政策によほどの危険を覚えたのだろう。

◆調査報告書の位置づけ

 ワシントンのシンクタンク戦略国際問題研究所CSIS=The Center for Strategic and International Studies」は「日本における中国の影響力(China’s Influence in Japan)」と題する調査報告書(以下、報告書)を7月23日に発表した。報告書は情報アクセス基金(IAF =the Information Access Fund)を通じて、アメリ国務省のグローバルエンゲージメントセンター(グローバル関与センター=Global Engagement Center)(DT Instituteが運営)の支援を得て作成されている。

 驚くべきは、報告書の中で自民党二階俊博幹事長や安倍政権の今井尚哉(たかや)首相補佐官の実名を挙げて、日本の媚中政策を厳しく批判していることである。

 それ以外にも森まさこ法務大臣媚中ぶりと、それを批判した作家の百田尚樹氏にまで触れていて、目を見張るばかりだ。

 以下、関連部分だけを拾ってご紹介する。

自民党の二階幹事長に関して

 安倍政権を媚中へと向かわせている最も影響力のある人物として、報告書はまず二階幹事長の名前を大きく取り上げている。

 その中で取り上げられているいくつかのエピソードを列挙してみよう。筆者の所感は「説明」と書いて区別する。

 二階1:二階(Nikai)は自分の故郷にある動物園のためにパンダを5頭も中国から買ったことがある。2019年4月には、安倍首相の特使として習近平と会談し、アメリカにはアメリカの意見(考え方)があるにもかかわらず(=それを無視して)(regardless of the United States’ opinion)、日本は「一帯一路」に協力すると提唱した。

 説明:これに関しては2019年4月26日のコラム<中国に懐柔された二階幹事長――「一帯一路」に呑みこまれる日本>に書いた通りで、アメリカが同じ見方をしていたことに励まされる。

 二階2:二階(Nikai)は、習(習近平)の国賓訪日を主張した。

 説明:筆者は多くのコラムで「習近平国賓として招聘すべきではない」と主張してきたので、それらのコラムを全て列挙することはできないが、田原総一朗氏との対談本『日中と習近平国賓』では、「いかに習近平国賓として来日させるべきではないか」に関して思いのたけを田原氏にぶつけ、それに対して田原氏は「中国と仲良くして何が悪いんですか!」と反論している。田原氏は対談の中で何度もご自分が二階幹事長に「習近平国賓として日本に招聘すべきだ」と忠告したのだと仰っておられる。

 何れにしても、アメリカの報告書にまで「二階氏が習近平国賓招聘を主導している」と書かれているので、二階氏の最初の動機がどうであれ、二階氏が主張していることだけは確かだろう。

 二階3:日本の対中援助関係は、中国への影響力の始まりだとも捉えられている。自民党の二階幹事長は、習近平国賓招聘や一帯一路を擁護し提唱するだけでなく、かねてから対中対外援助を擁護してきた。ODA(政府開発援助)とは、OECDによって「開発途上国の経済発展と福祉を促進することを主たる対象とする政府援助」と定義されている。

◆安倍政権の今井尚哉首相補佐官に関して

 今井1:首相補佐官経済産業省官僚だった今井尚哉(Takaya Imai)は、ビジネス的立場から、中国や中国のインフラプロジェクトに対する姿勢をよりソフトに(友好的に)するよう、安倍首相を説得してきた。

 今井2:今井(Imai)は二階とともに強力なグループを形成していて「二階今井派(Nikai-Imai faction)」とも呼ばれている。

 今井3:Kitamura(北村)の盟友である経済産業省出身の今井尚哉補佐官は、日本の安全保障戦略の一環として経済問題を提起してきた重要人物である。

◆秋元司・衆議院議員に関して

 秋元1:秋元(Akimoto)は、自民党の親中グループで自民党の強力な二階派に属している。

 秋元2:2019年12月、秋元は中国の大手オンラインスポーツギャンブルサービス「500.com」から総額370万円(約3万3000ドル)の賄賂を受け取った疑いで逮捕された。同サイトは、中国政府が出資する半導体メーカー、清華紫光集団を大株主としている。清華ホールディングスは清華紫光集団の株式を51%保有しており、習近平胡錦濤の母校である清華大学の完全子会社であるだけでなく、胡錦涛の息子の胡海峰が、かつてこの企業の中国共産党委員会書記を担当していたことがある。

 説明:要するに報告書は、二階派は中国のシャープパワーに取り込まれてしまっているということを強調したいようで、この項目に関しては非常に長く書かれているので省略する。

 筆者は2018年1月17日のコラム<「チャイナ・イニシアチブ」に巻き込まれている日本>で、中国が仕掛けてくる「心理戦」に関して書き、また2019年4月27日のコラム<「“一帯一路”国際シンクタンク」結成を提唱:「新国連」を立ち上げる勢い>で中国の「シャープパワー」に関して書いたが、報告書もまた筆者と同様の警鐘を鳴らしていることは非常に心強い。

引用終わり 以下続く